フィリップモリス、安価な非加熱式タバコで日本での売り上げ回復目指す

東京（ロイター） – フィリップモリスインターナショナルは火曜日、売り上げを回復し、他の伝統的な紙巻きタバコの代替品との競争を避けるために、「加熱しないで燃やす」アイコス製品の廉価版を日本で発売した。
日本ではニコチンリキッドを含む従来の電子タバコが事実上禁止されているため、日本は従来のタバコよりも煙や臭いが少ない「非燃焼加熱式」（HNB）製品の主要市場となっている。
マールボロ紙巻きタバコメーカーのフィリップモリスは、2014年に日本で初めて難燃性製品を販売したが、昨年の当初の売上急増とブリティッシュ・アメリカン・タバコや日本タバコとの競争の後、ここ数四半期は市場シェアの伸びが停滞している。。。
フィリップモリスのアンドレイ・カランソプロス最高経営責任者（CEO）は火曜日、記者団に対し、日本でのIQOS発売以来、「IQOSの売り上げが減速しているのは明らかだ」と語った。
しかし、選択肢が増えることで製品の消費者人気が高まるのであれば、長期的には競争が激化することは必ずしも悪いことではないと同氏は述べた。
新しい「HEETS」コレクションは1パック470円（4.18ドル）で火曜日に発売される予定だという。これは現行のIQOSデバイス用タバコバンであるフィリップモリスヒートスティックの1パック500円よりも安価です。
カランソプロス氏は別のインタビューでロイターに対し、「１日当たり３０円、４０円余分に使う人もいるのは明らかに高価だ」と語った。
11月中旬には、同社はIQOS 3およびIQOS 3 MULTIデバイスのアップグレード版もリリースする予定だ。既存のバージョンは引き続き現在の価格でご利用いただけます。
最近、世界最大の上場タバコ会社フィリップ・モリスが非燃焼加熱式の世界リーダーとなったことを受けて、IQOSは予想よりも弱い成長を記録した。
フィリップモリスは、IQOSは従来の紙巻きタバコを含む日本のタバコ市場全体の15.5％を占めているが、その市場シェアは安定していると述べた。
「どのカテゴリーにおいても減速は自然なことだと思う」とカランソプロス氏は語った。「私たちには以前からの支持者や、より保守的な人々がいます。」
フィリップモリスもFDAにIQOSの販売申請を提出しており、リスク軽減の名目で同社がIQOSを販売することを許可している。
フィリップ モリスは約 10 年前にアルトリア グループから分離独立し、アルトリアが米国で IQOS を商品化することになります。
カランツォプロス氏は、商業化ライセンスは年末までに取得される予定で、アルトリアは「発売の準備ができている」と述べた。
ロイター通信の１２月の報道では、ＦＤＡに提出されたフィリップモリス臨床試験の一部の主任研究者の訓練と経験に欠陥があると指摘された。
フィリップモリスは月曜日、喫煙者に禁煙を促す4ページの新聞広告を掲載して注目を集めた。